スケートボード界に悲報が流れた。
スケートボード レジェンドでZ-BOYSのオリジナルメンバーのひとりであるジェイ・アダムスが、サーフトリップ先のメキシコで心臓発作のため亡くなった。53歳だった。
ジェイ・アダムスは75年のデルマー・ナショナルズに出場した最初のZ-BOYであり、彼がスケートボード界に残した功績は他に並ぶものがない。

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61年にサンタモニカで生まれたアダムスは、5歳の頃からサーフィンとスケートボードを始めた。彼は無鉄砲な滑り方と、危険な空中技に最初に挑戦したスケーターとして名高い。巨大なリスクを恐れることなく、ともすれば大怪我に繋がりかねない危険を新しい技への可能性へ変えていき、スケート界を新しい改革の波へと飛翔させたのである。「SkateBorder」誌の記事を引用すると、「彼が如何に狂っているかを伝えるエピソードには事欠かない。フリーウェイを滑って犯則切符を切られたとか、セレブなご婦人のカツラをスケートで奪い去ったとか。」
彼は10代前半のうちに何度も賞を取り世界中のスケートファンを虜にした。しかし同時に彼はハードなイメージのDOG TOWNの象徴として多くの犠牲も払った。若くして成功した者につきまとう誘惑に身を委ねて刑務所にも何度も入った。メインストリームに媚びないアンダーグラウンドなピュアスケーター"ジェイ・アダムス"。その強烈なキャラは人を惹き付けた。みんな彼のことが好きだった。そしてカリスマのまま逝ってしまった。

6月にはハワイでアダムスの仲間のZ-BOY ショウゴ・クボ、7月には日本におけるボードカルチャーの伝導と礎を築いた西岡昌典氏と、アクションスポーツ界では偉大なレジェンド達の他界が続いている。感謝とともに故人のご冥福をお祈り申し上げます。

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